タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

「サムデイ」デイヴィッド・レヴィサン/三辺律子訳/小峰書店-「エヴリデイ」の待望の続刊。Aとリアノンの恋の行く末は? Xの目的は? ラブストーリーだけじゃない。多様なストーリーが描かれる

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「NSA」アンドレアス・エシュバッハ/赤坂桃子訳/早川書房-インターネットと携帯電話が発達し、国民の情報がすべて監視される社会。それがもし第二次大戦中のドイツだったら? 戦慄のラストに震えが止まらない歴史改変SF

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「税金で買った本」原作:ずいの、漫画:系山冏/講談社-ひょんなことから図書館で働きだした石平くんと個性豊か司書さんたちを描いた図書館のお仕事マンガ

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「時の他に敵なし」マイクル・ビショップ/大野豊訳/竹書房文庫-ネビュラ賞長編部門賞受賞のタイムトラベルSFかつラブロマンス小説。だが、そんな単純で通俗的な小説ではない。

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「鋼鉄都市」アイザック・アシモフ/福島正実訳/早川書房-実はアシモフ作品を読むのは本書がはじめて。宇宙人殺害事件を人間とロボットのコンビが捜査するSFミステリーでした。

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「男たちを知らない女」クリスティーナ・スウィーニー=ビアード/大谷真弓訳/早川書房(ハヤカワ文庫)-男だけが発症し10人中9人が命を落とすウイルスによるパンデミック発生。そのとき人々は何を考え、どう行動するのか

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「最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集」河出書房新社-世界的なパンデミックを経験した6人の作家たちがそれぞれに描く未来の姿

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「ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日」キース・トーマス/佐田千織訳/竹書房文庫-私たちが知っていた世界は、たった2ヶ月で終わった。世界から数十億人が消えた「上昇」と「終局」の記録

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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」アンディ・ウィアー/小野田和子訳/早川書房-グレースとロッキー。最高のバディであり、最高の友人。その活躍にワクワクとハラハラが止まらない!

※上下巻まとめての感想です。 ※「ネタバレ」というほどの内容ではありませんが、ちょっと「ネタバレかな?」という部分もあります。念の為ご注意ください。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentS…

「おもろい以外いらんねん」大前粟生/河出書房新社-面白い以外はいらないけれど、面白ければなんでもいいというわけではない

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「スーパーノヴァ エピソード1 騎士と姫と流星」ディー・レスタリ/福武慎太郎監訳、西本恵子訳/上智大学出版(刊行)、ぎょうせい(発売)-インドネシアを代表する作家ディー・レスタリのデビュー作。SFファンタジーっぽいタイトルだけど、さて実際は?

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「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬/早川書房-少女は戦争という狂気の世界でスナイパーとして生き抜いていく

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「組織のネコという働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント」仲山進也/翔泳社-“組織のトラ”にはなれなくても、“組織のネコ”として少し自由に働ければいいんじゃないか

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「残月記」小田雅久仁/双葉社-9年ぶりの新刊。月をめぐる3つのストーリーは鋭く胸に突き刺さり、果てしない余韻を残す。

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「失われた賃金を求めて」イ・ミンギョン/小山内園子、すんみ訳/タバブックス-“韓国”を“日本”に読み替えても何の違和感もないという悪しき現実

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「東京ゴースト・シティ」バリー・ユアグロー/柴田元幸訳/新潮社-オリンピックとコロナに翻弄される東京の町で作家が出会う人と幽霊たちとの奇妙なストーリー

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「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」福井県立図書館/講談社-利用者さんの覚え違いやうろ覚えのタイトル。あなたはいくつわかりますか?

100万回死ぬには100回生きなきゃね (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||…

「カレーライフ」竹内真/集英社-5人のいとこたちが子どもの頃に交わした約束。王道の成長小説であり、読むとカレーが食べたくなる飯テロ小説

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「いぬなんてだいきらい」ジョアン・L・ノドセット作/クロスビー・ボンサル絵/いしいしんじ訳-“だいきらい”だけど“だいすき”!

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「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」和田靜香/左右社-なぜ私たちはこれほどに生きづらいのか。少しでも疑問に感じたら国会議員に聞いてみよう!

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「赤い魚の夫婦」ダアダルーペ・ネッテル/宇野和美訳/現代書館-魚、ゴキブリ、猫、菌類、そして蛇。生き物の存在が醸し出す不穏さや不気味さ、あるいはユーモア。メキシコの女性作家による珠玉の短編集。

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「芝木好子小説集 新しい日々」芝木好子/書肆汽水域-物語の中に巧妙に仕込まれた本質が表出したときにゾワッとした気持ちになる珠玉の短編集

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「“いのち”のすくいかた 捨てられた子犬、クウちゃんからのメッセージ」児玉小枝/集英社みらい文庫-“殺される命”を“救われる命”にするために私たちができることはなにかを考えるきっかけとなる本

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「カシタンカ」アントン・P・チェーホフ作、ナターリャ・デェミードヴァ絵/児島宏子訳/未知谷-読む人や読み方で解釈が分かれそうな作品。読みやすさの奥にある複雑な世界観

// リンク この若い赤毛の犬はダックスフントと野良犬の雑種で、キツネそっくりでした。 指物師のルイに飼われているキツネそっくりの雑種犬の名前は『カシタンカ』といいます。この物語は、ひょんなことから飼い主とはぐれてしまったカシタンカが見知らぬ男…

「犬は愛情を食べて生きている」山田あかね/光文社-24時間365日を動物に捧げる“奇跡の獣医”太田快作の動物愛

// リンク 「犬やネコのような伴侶動物は、寿命を長くしてほしいと思っていない。飼い主と一緒に幸せになりたいと思っている」 表紙カバーの折返しに書かれたこの言葉を著者は、太田快作の名言として紹介している。 太田快作とは誰か。多くの人が、「その人…

「死に山 世界一不気味な遭難事故〈ディアトロフ峠事件〉の真相」ドニー・アイカー/安原和見訳/河出書房新社-半世紀もの間、謎とされてきた遭難死事件。長く解明できなかった事件の真相に著者はたどり着けるのか?

// リンク 「あなたの国には、未解決の謎はひとつもないのですか」 1959年、旧ソ連のウラル山脈で起きた不可解な遭難事故。遭難した大学生トレッキンググループのリーダーだったイーゴリー・ディアトロフの名前から〈ディアトロフ峠〉と呼ばれるようになる場…

「ビア・マーグス-ビールに魅せられた修道士」ギュンター・テメス/森本智子、遠山明子訳/サウザンブックス-モルト工場で発見された古い手記に記されていたのは、ビールに魅せられた男の人生の物語だった

// リンク ビールといえばドイツ、ドイツといえばビールとは、日本人の多くが認識していると思います。 あとがきで訳者も書いているように、私たちの頭の中ではドイツとビールは切っても切り離せない関係がしっかりとできあがっている。 それゆえ、「ビア・…

「きらめく拍手の音」イギル・ボラ/矢澤浩子訳/リトルモア-『コーダ』はろう者と聴者をつなぐ存在。ろう者の両親を持つ著者だから書き得たろう者の世界

// リンク その光景に一瞬で魅了された私は、急いでビデオカメラの電源を入れた。頭上にカメラを高く上げると、前にいたろう者が振り向いて私を見た。彼はレンズに向かって手を振った。きらめく拍手だった。 イギル・ボラ「きらめく拍手の音」は、『コーダ』…

「天使のゲーム」カルロス・ルイス・サフォン/木村裕美訳/集英社文庫-作家として成功した青年の前に現れた謎の編集者。そこから青年の周囲で不可解な事件が起こり始める。「風の影」に続く『忘れられた本の墓場』シリーズ第2弾

// リンク 前作「風の影」(木村裕美訳、集英社文庫)に続く『忘れられた本の墓場』シリーズの第2弾となる作品。本作でも、「風の影」と同様に『忘れられた本の墓場』や『センペーレと息子書店』といった印象深かった場所が登場する。 本書の主人公は、ダビ…

「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」ロバート・クーヴァー/斎藤兆史、上岡伸雄訳/作品社-晴れて人間となり学問を極めたピノッキオ。老境を迎えて故郷に戻った彼が見舞われる散々なトラブル

// リンク 勇気を持ち正直で優しい子になって人形から人間になったピノッキオは、その後どのような人生を歩んだのか。ピノッキオのその後を描いた感動の続編! 本書は、そんな作品ではない。著者はロバート・クーヴァー。となれば一筋縄ではいかない曲者な作…