タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2021-09-17から1日間の記事一覧

「赤い魚の夫婦」ダアダルーペ・ネッテル/宇野和美訳/現代書館-魚、ゴキブリ、猫、菌類、そして蛇。生き物の存在が醸し出す不穏さや不気味さ、あるいはユーモア。メキシコの女性作家による珠玉の短編集。

リンク 「短編集だし、1日1篇くらいのペースで読んでいこう」、そう考えていたのだが、気づいたら一気に読んでしまっていた。そのくらい面白い。 グアダルーペ・ネッテル「赤い魚の夫婦」は、表題作を含む5篇が収録された短編集。著者はメキシコの女性作家で…