タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョゼ・ジョルジュ・レトリア文、アンドレ・レトリア絵/宇野和美訳「もしぼくが本だったら」(アノニマ・スタジオ/KTC出版)-わたしが本だったらなにを願うだろう。わたしの本たちはなにを願っているだろう。

もしぼくが本だったら posted with ヨメレバ ジョゼ・ジョルジェ・レトリア アノニマ・スタジオ 2018-03-01 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 小田急線の豪徳寺駅を下りて数分、住宅街の中に『ヌイブック…

安達祐介「本のエンドロール」(講談社)-普段はあまり気にしたことはなかったけれど、私たちが本を読めるのは、その本を印刷・製本してくれる人たちの存在があってのことだと気づかされた。

本のエンドロール posted with ヨメレバ 安藤 祐介 講談社 2018-03-08 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す この本を知ったのは、2月に『神楽坂モノガタリ』という書店で行われたイベントで、三省堂書店の…

横田創「落としもの」(書肆汽水域)-不思議で不気味で癖になる。そんな味わいの短篇集

落としもの posted with ヨメレバ 横田創 書肆汽水域 2018-01-22 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 書店の店頭で見て、なんだか気になる本というのがある。横田創「落としもの」は、まさにそういう本だっ…

新井見枝香「探しているものはそう遠くはないのかもしれない」(秀和システム)-某大型書店で働くアラフォー独身〈カリスマ書店員〉のちょっと(というかかなり)イタい(けどなんだか楽しそうな)日常

探してるものはそう遠くはないのかもしれない posted with ヨメレバ 新井見枝香 秀和システム 2017-12-16 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 著者は、神田神保町、有楽町、池袋、その他全国に展開する某大…

パトリシア・フィニー作、ピーター・ベイリー絵/相良倫子訳「ダメ犬ジャックは今日もごきげん」(徳間書店)-『あんぽんたん』は褒め言葉!ジャックの毎日は今日もごきげん快調!!

ダメ犬ジャックは今日もごきげん posted with ヨメレバ パトリシア・フィニー 徳間書店 2012-02-17 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す みんな、久しぶり!タカラ~ム家のアイドル・ラムよ。しばらく会わな…

ローベルト・ゼーラーター/酒寄進一訳「キオスク」(東宣出版)-#はじめての海外文学 ナチの影がひたひたと迫るウィーンの街で、少年フランツはフロイトと出会う。

キオスク (はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編) posted with ヨメレバ ローベルト ゼーターラー 東宣出版 2017-06-01 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す なんと優しくて、なんと温かくて、そし…

本の雑誌編集部編「絶景本棚」(本の雑誌社)-まさに絶景!人の本棚ってホント興味深いよね~

絶景本棚 posted with ヨメレバ 本の雑誌編集部 本の雑誌社 2018-02-22 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 家に本が溢れている。 私の家には2部屋に天井までの本棚が6本ある。収容能力的には相当にキャ…

マーガレット・アトウッド/中島恵子、池村彰子訳「テント」(英光社)-著者の思索について読者に問いかけるような語り口の35篇の短篇集

『テント』マーガレット・アトウッド著 中島恵子・池村彰子訳 2017年11月25日発行 (マーガレット・アトウッドの短編集) posted with ヨメレバ マーガレット・アトウッド 英光社 2017-12-01 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-hon…

ニール・ホール/大森一輝訳「ただの黒人であることの重み~ニール・ホール詩集」(彩流社)-「ただの黒人」というレッテルで突きつけられる差別。それはアメリカだけの問題なのか?

ただの黒人であることの重み: ニール・ホール詩集 posted with ヨメレバ ニール ホール 彩流社 2017-09-19 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 重いのは黒人とは何かを白人が決めること「ただの黒人」とは…

西島大介「アオザイ通信完全版#2~歴史と戦争」(双子のライオン堂)-ベトナムを描くエッセイマンガの第2巻。テーマは『歴史と戦争』です。重いテーマですが、ベトナムという国を理解する入門書になると思います。

liondo.thebase.in 双子のライオン堂から全3巻で刊行される西島大介のコミックエッセイ「アオザイ通信完全版」の第2巻。今回は、ベトナムの歴史と戦争をテーマにした作品が収録されている。あと、前巻からの続きとなるロングインタビューの後編。 「アオザイ…

加藤シゲアキ「チュベローズで待ってる~Age32」(扶桑社)-祝・第8回Twitter文学賞国内編第1位!確かに組織票かもしれないけど、作品として第1位で納得できます。

チュベローズで待ってる AGE32 posted with ヨメレバ 加藤 シゲアキ 扶桑社 2017-12-12 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 第一部にあたる「Age22」のラストで、愛人である斉藤美津子のバックアップを受け…

加藤シゲアキ「チュベローズで待ってる~Age22」(扶桑社)-『どうせアイドルが書いた小説』というハードルを飛び越えてきた。加藤シゲアキという作家から目が離せなくなりそうです。

チュベローズで待ってる AGE22 posted with ヨメレバ 加藤 シゲアキ 扶桑社 2017-12-12 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 他の国内作品レビューでも書いているが、ここ数年は翻訳小説をメインに読書をし…