タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

井上理津子/協力・安村正也「夢の猫本屋ができるまで」(ホーム社)-『猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける』をコンセプトに、素敵な猫本と素敵な店員猫たちに出会える店ができるまで、そしてこれからの未来。

夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books posted with ヨメレバ 井上 理津子,安村 正也 ホーム社 2018-07-26 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 『Cat's Meow Books(キャッツミャウブックス)』に初めて行ったのが何…

和氣正幸「日本の小さな本屋さん」(エクスナレッジ)-厳選された23軒の小さくて個性的な本屋さん。エクスナレッジならではの美しい写真に思わず見惚れる。

日本の小さな本屋さん posted with ヨメレバ 和氣 正幸 エクスナレッジ 2018-07-25 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す BOOKSHOP LOVERこと和氣正幸さんの2冊めの本は、赤坂にある双子のライオン堂で入手した。版元はエ…

ハン・ガン/古川綾子訳「そっと静かに」(クオン)-『菜食主義者』で国際マンブッカー賞をアジア人として初受賞した韓国人作家によるエッセイ集。文筆だけではない才能も持った方なのだという発見があった。

そっと 静かに (新しい韓国の文学) posted with ヨメレバ ハン ガン クオン 2018-06-25 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ハン・ガンのエッセイ集「そっと静かに」を読みながら、その文章から感じられる気品というか、…

大倉崇裕「福家警部補の考察」(東京創元社)-鋭い観察力と卓越した洞察力。好物は缶入りのお汁粉。徹夜はあたりまえのワーカホリックなれど最高の名探偵が犯人を追いつめる

福家警部補の考察 (創元クライム・クラブ) posted with ヨメレバ 大倉 崇裕 東京創元社 2018-05-21 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 鋭い観察眼と洞察力で犯人の些細な瑕疵を見抜き事件の真相に迫る。それが福家警部…

「中くらいの友だちVol.1」(韓くに手帖舎・発行/皓星社・発売)-韓国の魅力と味力。韓国文学翻訳家や韓国在住のライターたちによる韓国を楽しみを伝える雑誌の創刊号

中くらいの友だち (韓くに手帖) 作者: 『中くらいの友だち』編集部 出版社/メーカー: 皓星社 発売日: 2017/04/01 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 「『中くらいの友だち』へ」と題された創刊の言葉に、本書を創刊した理由がこう書かれている。 1…

大前粟生「回転草」(書肆侃侃房)-読者の想像力vs.作家の創造力

回転草 posted with ヨメレバ 大前 粟生 書肆侃侃房 2018-06-18 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 文学ムック「たべるのがおそいvol.2」で、本書の表題作にもなっている「回転草」を読んだときの衝撃が忘れられない。…

キム・エラン他/矢島暁子訳「目の眩んだ者たちの国家」(新泉社)-2014年4月16日のセウォル号沈没事故があぶり出した韓国の深い闇

目の眩んだ者たちの国家 posted with ヨメレバ キム・エラン,パク・ミンギュ,ファン・ジョンウン,キム・ヨンス 新泉社 2018-05-10 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 2014年4月16日韓国。300人以上の修学旅行生(高校生…

ファン・ジョンウン/斎藤真理子訳「野蛮なアリスさん」(河出書房新社)-女装ホームレスとして街角に立つアリシア。その背後に横たわる韓国社会の暗部

野蛮なアリスさん posted with ヨメレバ ファン・ジョンウン 河出書房新社 2018-03-23 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 私の名前はアリシア。女装ホームレスとして、四つ角に立っている。 この一文からはじまる物語は…

石橋毅史「本屋な日々 青春篇」(トランスビュー)-本屋がこんなに頑張っているんだから、私たち読者も本屋をもっと応援しようじゃないか!

本屋な日々 青春篇 posted with ヨメレバ 石橋毅史 トランスビュー 2018-06-25 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 私が中学生、高校生の頃は、学校の通学路の途中に必ず本屋があった。こじんまりした規模で、雑誌、単行…

チョ・セヒ/斎藤真理子訳「こびとが打ち上げた小さなボール」(河出書房新社)-韓国で長く読まれ続けているベストセラー。貧しき労働者の悲痛な叫びが重く胸に刺さる。

こびとが打ち上げた小さなボール posted with ヨメレバ チョ・セヒ 河出書房新社 2016-12-23 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 1978年に刊行され、現在に至るまで長くベストセラー、ロングセラーとして読みつがれてき…

マヤ・ルンデ/池田真紀子訳「蜜蜂」−ウィリアム、ジョージ、タオ。異なる時代に生きる3人をつなぐ『蜜蜂』と『家族』

蜜蜂 posted with ヨメレバ マヤ・ルンデ NHK出版 2018-06-26 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 今年(2018年)は、関東地方で6月中に梅雨明けしたかと思うと、西日本や北海道では記録的な大雨になるなど異常気象が続…

パク・ミンギュ/吉原育子訳(亡き王女のためのパヴァーヌ」(クオン)-静かにせつなく奏でられる恋の物語。「カステラ」や「ピンポン」とは違うパク・ミンギュのラブストーリー。

亡き王女のためのパヴァーヌ (新しい韓国の文学12) posted with ヨメレバ パク・ミンギュ クオン 2015-03-09 Amazonで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 雪に降られて、彼女は立っていた。 パク・ミンギュ「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、この一…