タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

グルメ

白央篤司「にっぽんのおにぎり」(理論社)-ニッポン全国、にぎってにぎって47都道府県。意外?納得?不満?あなたの故郷のおにぎりはなんですか?

にっぽんのおにぎり posted with ヨメレバ 白央 篤司 理論社 2015-06-23 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 まずお断りしておかないといけないのは、この写真絵本に紹介されているおにぎりは、47都道府県のご当地おにぎりというわけ…

【書評】北尾トロ、下関マグロ、竜超「町中華とはなんだ〜昭和の味を食べに行こう」(立東舎)-ラーメン、餃子、炒飯、カツ丼、オムライスにナポリタンも!?これぞ町の中華屋さん!

町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎) 作者: 町中華探検隊,北尾トロ,下関マグロ,竜?超,清野とおる 出版社/メーカー: リットーミュージック 発売日: 2016/08/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 町中華とは…

【書評】大竹聡「五〇年酒場へ行こう」(新潮社)-東京中を東へ西へ。老舗酒場で楽しく飲めば、今日も今日とて二日酔い

最近は、もっぱら家で飲んでいる。お酒のことだ。職場が、都内とはいってもちょっと辺鄙なところにあって、繁華街に出るのが面倒くさいというのが主な理由である。 それでも、月に2回くらい、仕事終わりに電車を乗り継いで飲みに行くことがある。私の場合は…

【書評】竹村真奈/小西七重「食品サンプル百貨店」(廣済堂)-とことんリアル!日本が世界に誇る食品サンプルの世界はここまでスゴイ!

家族でデパートにお買い物に来た日曜日。お昼の時間帯となって向かうは最上階のレストランフロア。和洋中なんでも揃うレストランの入口には、様々な料理のサンプルがショーケースに並んでいる。 食品サンプル百貨店 作者: 竹村真奈,小西七重 出版社/メーカー…

【書評】上野敏彦「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」(平凡社)-本物の純米酒を作りたい!蔵人の情熱が生み出した《神亀》という名酒の物語

日本酒、好きですか? 新版 闘う純米酒 (平凡社ライブラリー) 作者: 上野敏彦 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2012/09/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 私は、つい最近まであまり日本酒を飲んでいなかった。日本酒…

【書評】太田和彦「太田和彦の東京散歩、そして居酒屋」(河出書房新社)-東京の街で楽しむ大人のための散歩ガイド

4月27日に、東京・神楽坂にあるイベントスペース「la kagu(ラカグ)」で行われたトークイベント『太田和彦「ぼくたちはこんな(に)居酒屋で呑んできた」』に行ってきました。居酒屋探訪家である太田和彦さんの著書「ひとり飲む、京都」が新潮文庫化された…

【書評】阿部潤「忘却のサチコ」(小学館)-美味い食べ物はすべてを忘れさせてくれる

強いストレスを感じたり、どうしようもなく辛いことがあったり、激しく後悔したくなるような失敗をしてしまったとき、そのすべてを忘れてしまいたいと思ったことがある。 忘却のサチコ(1) (ビッグコミックス) 作者: 阿部潤 出版社/メーカー: 小学館 発売…

【書評】山本利夫「日本懐かし即席めん大全」(タツミムック)-「懐かしい!」と思わず声を上げてしまう即席めんの世界。今日のお昼はインスタントラーメンだな!

日本即席食品工業協会の推計によると、日本では年間におよそ54億食の即席めん(インスタントラーメン)が生産されている(2014年)。国民ひとりあたりの年間に40食以上の即席めんを食べていることになるらしい。 www.instantramen.or.jp 即席めんを生まれて…

【書評】平松洋子「味なメニュー」(幻冬舎)−メニューを開くというのは、パンドラの箱を開けるようなものなのかもしれない

本書の最終章「黒板と筆ペン」にこんな場面がある。 「ずいぶんうれしそうに読みますね。まだ食べてもいないのに」向かいの席のひとに苦笑されたことがある。ずばり指摘されて赤面したが、ちょっとうれしくもあった。わかってくれてありがとう。一行め、二行…

【書評】平松洋子「焼き餃子と名画座 わたしの東京味歩き」(新潮文庫)−平松さんの文章からわきあがってくるシズル感。24時間いつ読んでもお腹が空いてしまう1冊

今は、インターネットで日本はおろか世界中のレストラン情報が手に入るようになりました。私もそうですが、このレビューを読んでいただいている多くの方々も、「食べログ」とか「ぐるなび」とかでお店を探したり、評判を検索したりしてますよね。 ネット情報…

君は深夜の《飯テロ》に立ち向かえるか!?-久住昌之(原作)・谷口ジロー(絵)「孤独のグルメ2」

《飯テロ》なる言葉があります。主に(というかほぼ)ネット上で見かける言葉です。特に、深夜の時間帯になると発生し、各所でパニックを誘発します。 《飯テロ》とは、TwitterやFacebook等のSNSメディアやテレビ等の映像メディアにおいて、美味しそうな料理…

なにもかも、すべてが新生姜の世界!《岩下の新生姜ミュージアム》に行ってきた

きっかけは、「本が好き!」サイトにアップされた、レビュアー・はるほんさんの山本幸久「ある日、アヒルバス」のレビューでした。 東京タワーのゆるキャラ「のっぽん君」に遭遇したはるほんさんの第一印象東京タワーに新生姜がいるをきっかけに、レビューの…

【グルメ】東京で食べられるさぬきうどんでは、いちばん美味しい(個人の感想です)-根津「根の津」

先日、東京の「谷中」、「千駄木」、「根津」をブラブラする、いわゆる「谷根千散歩」に行ってきた。 谷根千を歩くにあたっては、「ランチは絶対ここ!」と決めていた店がある。それが、根津にあるさぬきうどんの店「根の津」だ。 何を隠そう(別に隠してい…