タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トム・ハンクス/小川高義訳「変わったタイプ」(新潮社)-トム・ハンクスという遅咲きの新人作家によるデビュー短編集。17篇の短編は、笑いあり涙あり、思わず引き込まれる作品揃い。

変わったタイプ (新潮クレスト・ブックス) posted with ヨメレバ トム ハンクス 新潮社 2018-08-24 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 才能のある人はなにをやってもすごいんだな、というのが率直な感想である。 作家ト…

サユリ・ミナガワ「みけねこてんちょう」(虹色社)ーまちのほんやのてんちょうが、たびにでようとみせばんをぼしゅうします。あらわれたのはいっぴきのみけねこでした。

(画像クリックで販売サイトへジャンプ) 谷中に『ひるねこBOOKS』という本屋さんがあります。その『ひるねこBOOKS』のレーベルから初めて生まれたのがこの「みけねこてんちょう」という絵本です。著者のサユリ・ミナガワさんは、ノルウェー出身のイラストレ…

金子薫「双子は驢馬に跨がって」(河出書房新社)-囚われた親子。旅する双子と驢馬。その先に見えるのは希望なのか、絶望なのか。

双子は驢馬に跨がって posted with ヨメレバ 金子 薫 河出書房新社 2017-09-22 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 二人の男が閉ざされた部屋に囚われている。年かさの男は「君子危うきに近寄らず」、若い男は「君子」で…

吉田修一「国宝」(朝日新聞出版)-厳しい芸事の世界を生き抜いた男の壮絶な半生。それはまさしく大舞台の主役を張る役者の人生物語だった。

国宝 (上) 青春篇 posted with ヨメレバ 吉田修一 朝日新聞出版 2018-09-07 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 国宝 (下) 花道篇 posted with ヨメレバ 吉田修一 朝日新聞出版 2018-09-07 Amazonで購入 楽天ブックスで…

ミック・ジャクソン/田内志文訳「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」(東京創元社)-差別や偏見、過酷な労働。虐げられ続けた熊たちは、やがてイギリスから姿を消した。

こうしてイギリスから熊がいなくなりました posted with ヨメレバ ミック・ジャクソン 東京創元社 2018-08-10 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す とてもユーモラスなのに、漂うのは悲しくて切ない。読んでいてときに苦…

ペティナ・ガッパ/小川高義訳「イースタリーのエレジー」(新潮社)- #新潮クレスト・ブックス #創刊20周年 ジンバブエを舞台にして描かれる様々な人間模様

イースタリーのエレジー (新潮クレスト・ブックス) posted with ヨメレバ ペティナ ガッパ 新潮社 2013-06-28 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ジンバブエは、アフリカ南部に位置する国だ。南アフリカ共和国の北側に…

谷口ジロー「犬を飼う そして…猫を飼う」(小学館)-老犬と過ごした最後の日々。彼を見送った夫婦は、やがて猫を飼い始める

犬を飼う そして…猫を飼う (コミックス単行本) posted with ヨメレバ 谷口 ジロー 小学館 2018-06-29 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す まさか17年も長生きしてくれるとは思っていなかった。 我が家の愛犬の話だ。2001…

イアン・マキューアン/村松潔訳「初夜」(新潮社)- #新潮クレスト・ブックス #創刊20周年 まだ誰もが性に対して臆病だった時代のイギリス。結婚初夜を迎えた若いふたりは幸せな時間を過ごすはずだった。でも、それはあまりに高い壁だった。

初夜 (新潮クレスト・ブックス) posted with ヨメレバ イアン・マキューアン 新潮社 2009-11-27 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 先日、映画「追想」をみてきた。原題は“On Chesil Beach”。イアン・マキューアンの同…

温又柔「空港時光」(河出書房新社)-台湾と日本、台湾と世界。過去、現在、そして未来。そのすべてがこの本にはしっかりと記されているように感じた。

空港時光 posted with ヨメレバ 温 又柔 河出書房新社 2018-06-25 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 本を読むときは必ずカバーを外している。だから、本書を読んでいるときもカバーは外した。カバーを外すと深緑色で、…

エトガル・ケレット/母袋夏生訳「突然ノックの音が」(新潮社)-様々な角度から多彩な変化球でしかけてくるイスラエル発の超クセ球短編集

突然ノックの音が (新潮クレスト・ブックス) posted with ヨメレバ エトガル ケレット 新潮社 2015-02-27 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 一昨年(2016年)に読んだ「あの素晴らしき七年」は、戦争が日常の中にある…

村山早紀「星をつなぐ手-桜風堂ものがたり-」(PHP研究所)-桜の町に佇む一軒の本屋・桜風堂書店。月原一整の新しい門出に心からのエールを贈りたい

星をつなぐ手 桜風堂ものがたり posted with ヨメレバ 村山 早紀 PHP研究所 2018-08-02 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ある事件で銀河堂書店を辞めることになった月原一整が、大小の桜の木々に囲まれてある『桜風堂…

スズキコージ「きゅうりさんあぶないよ」(福音館書店)-『きゅうりさん そっちへいったら あぶないよ ねずみがでるから』。みんなのサポートを受けて、きゅうりさんは冒険の旅を続ける...話だよね?

きゅうりさんあぶないよ (幼児絵本シリーズ) posted with ヨメレバ スズキ コージ 福音館書店 1998-11-10 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 夏野菜の美味しい季節になりましたね! ナス、トマト、ピーマン、みょうが、…

友田とん「『百年の孤独』を代わりに読む」-マジックリアリズム小説の代表的作品『百年の孤独』。傑作とわかっていてなかなか読み通せないこの作品を代わりに読んだ足掛け4年の記録

kawariniyomu.booth.pm ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」は、南米マジックリアリズム小説を代表する作品であり、『本好きが選ぶオールタイム・ベスト』だとか『20世紀の世界文学』のようなベストテン、ベスト100的な企画になると、必ず上位(…