タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

シリーズ

ロバート・ゴダード/北田絵里子訳「謀略の都(上下巻)」(講談社)-『1919年三部作』の幕開け。父の不審死の謎を追うマックスに立ちふさがる国際的な謀略の影とは?

謀略の都(上) 1919年三部作 1 (講談社文庫) posted with ヨメレバ ロバート・ゴダード 講談社 2017-01-13 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫) posted with ヨメ…

スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上/下)」(早川書房)-#はじめての海外文学 このシリーズの最大の魅力はなんといってもリスベットである!

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) posted with ヨメレバ スティーグ・ラーソン 早川書房 2011-09-08 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ミレニアム1 ドラゴン・タトゥー…

エドワード・ケアリー/古屋美登里訳「肺都~アイアマンガー三部作(3)」(東京創元社)-『堆塵館』、『穢れの町』と続いてきたアイアマンガーの物語がついに完結!クロッドは、ルーシーは、ビナディットは。彼らの運命はどうなってしまうのか?とにかく凄い!すごい!スゴイ!

肺都(アイアマンガー三部作3) (アイアマンガー三部作 3) posted with ヨメレバ エドワード・ケアリー 東京創元社 2017-12-20 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ついに、エドワード・ケアリーの『アイアマンガー三部作…

アーサー・コナン・ドイル/深町眞理子訳「シャーロック・ホームズの冒険」(東京創元社)-探偵小説のバイブル的作品集。誰もが知ってるに違いないあの作品やこの作品を改めて読み直してみる楽しさ

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者: アーサー・コナン・ドイル 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2014/04/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (6件) を見る シャーロック・ホーム…

スーザン・プライス/金原瑞人訳「ゴースト・ドラム」(サウザンブックス)-雪と氷の世界を舞台に、残虐非道な皇帝、さらに極悪な女帝、高い塔に幽閉された皇子、そして魔法使いによって繰り広げられる物語。約26年ぶりの新訳。

ゴーストドラム 作者: スーザン・プライス,金原瑞人 出版社/メーカー: サウザンブックス社 発売日: 2017/05/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ファンタジー小説をあまり読みつけていないので、本書の魅力がどのくらい理解で…

エドワード・ケアリー/古屋美登里訳「穢れの町~アイアマンガー三部作(2)」(東京創元社)-「堆塵館」の驚愕のラストを読んだときから続きが気になって仕方なかった!「アイアマンガー三部作」待望の第2巻をひと足先に読んだ!すごかった!

穢れの町 (アイアマンガー三部作2) 作者: エドワード・ケアリー,古屋美登里 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2017/05/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「待ってました!」前作「堆塵館」を読んだ方なら絶対にそう思っているはず…

【書評】アーサー・コナン・ドイル/阿部知二訳「四人の署名」(東京創元社)−ワトスン博士がモースタン嬢にひとめ惚れして事件解決後に晴れて夫婦となるまでの物語(事件もあるよ!)

四人の署名 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者: アーサー・コナン・ドイル 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/09/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 四人の署名【新訳版】 (創元推理文庫) 作者: ア…

【書評】アーサー・コナン・ドイル/阿部知二訳「緋色の研究」(東京創元社)-刊行から130周年!世界的名探偵の記念すべき初登場作品を読み返してみた!

緋色の研究【新訳版】 (創元推理文庫) 作者: アーサー・コナン・ドイル,深町眞理子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2010/11/27 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (12件) を見る 緋色の研究 シャーロック・ホームズ 作者: …

【書評】ハラルト・ギルバース「オーディンの末裔」(集英社)-「ゲルマニア」の続編。ドイツの敗色濃厚な中、夫殺しの嫌疑を駆けられた友人を救うためにオッペンハイマーは奔走する

ハラルト・ギルバースのデビュー作「ゲルマニア」を読んだのは1年少し前、2015年8月のことだ。ナチス政権下のドイツでユダヤ人の元刑事オッペンハイマーが、ナチス将校フォーグラー大尉の命令で残忍な連続猟奇殺人事件の捜査に挑むという作品で、ユダヤ人と…

【書評】リービ英雄他「コレクション戦争と文学~崩~9・11変容する戦争」(集英社)-9.11テロ以後の変容した戦争を描くアンソロジー

2001年9月11日、イスラム過激派の青年たちにハイジャックされた4機の航空機のうち3機がそれぞれ、ニューヨークのワールドトレードセンター北棟と南棟、ペンタゴンに激突した(1機は墜落)アメリカ同時多発テロ以降、戦争の形態は大きく様変わりした。 9・1…

【書評】北原尚彦「ホームズ連盟の冒険」(祥伝社)-「シャーロック・ホームズ」シリーズの脇役たちにスポットをあてたパスティーシュ短編集の第2弾

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズは、主役のシャーロック・ホームズの魅力的なキャラクター像が秀逸なのだが、同時に脇役たちにも魅力的なキャラクターが溢れている。 ホームズ連盟の冒険 作者: 北原尚彦 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日…

高校の吹奏楽部に所属するハルタとチカ。彼らが遭遇する日常の不思議-初野晴「惑星カロン」(角川書店)

初野晴「惑星カロン」は、高校の吹奏楽部に所属する上条春太と穂村千夏の幼なじみコンビが、吹奏楽コンクールの最高峰《全日本吹奏楽コンクール(会場の名前から「普門館」と呼ばれる)》の出場を目指す中、学校内な彼らの周囲で起きる日常の謎を解き明かす…