タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

フランチェスカ・リア・ブロック/金原瑞人訳「“少女神”第9号」(筑摩書房)−なぜ今までこの作家の作品を読んでこなかったのか!と遅まきながらリア・ブロックの魅力にハマっている。

“少女神”第9号 (ちくま文庫) posted with ヨメレバ フランチェスカ・リア ブロック 筑摩書房 2015-02-09 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す なぜ今までこの作家の作品を読んでこなかったのか! 10月のやまねこ翻訳クラ…

イベント参加:夜を灯す本のおはなし(tsugubooks✕夏葉社・島田潤一郎)〜ヘンリー・スコット・ホランド/高橋和枝・絵「さよならのあとで」

先日「夜を灯す本のおはなし」というイベントに参加してきた。会場は、国分寺にある胡桃堂喫茶店。会場には、近隣の方々ばかりでなく神奈川や山梨から参加した方もあったそうだ。 kurumido2017.jp 「夜を灯す本のおはなし」は、会社勤めをしながら本を届ける…

ジョン・アガート作、ニール・パッカー画/金原瑞人訳「わたしの名前は「本」」(フィルムアート社)-『本』が語る『本』の歴史。まるで冒険小説を読んでいるようなワクワクが味わえる一冊

わたしの名前は「本」 posted with ヨメレバ ジョン・アガード フィルムアート社 2017-11-25 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ※こちらは、フィルムアート社の読者ゲラモニター募集に当選して、いただいたゲラを読んで…

久禮亮太「スリップの技法」(苦楽堂)−“スリップ”とは本に挟まっている細長い紙のこと。書店員として培ったノウハウは、書店だけでなく他のビジネスでも通用すると思う。

スリップの技法 posted with ヨメレバ 久禮 亮太 苦楽堂 2017-10-01 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 新刊書には、書名や出版社名などが書かれた“スリップ”という細長い紙が挟まっています。ひと昔前までは、書店で本…

パスカル・キニャール/高橋啓訳「世界のすべての朝は」(伽鹿舎)-言葉にできない想いを音に乗せて届けたい

m.kaji-ka.jp 九州を『本の島』にしたい、として活動している熊本の出版社・伽鹿舎。過去に、フランソワ・ルロール「幸せはどこにある」、レーモン・ルーセル「抄訳アフリカの印象」と、〈伽鹿舎QUINOAZ〉シリーズの作品を読んできた。本書「世界のすべての…

山高登「東京の編集者~山高登さんに話を聞く」(夏葉社)-91歳の版画家が語る新潮社編集者時代の貴重な作家たちとの記憶

東京の編集者―山高登さんに話を聞く posted with ヨメレバ 山高 登 夏葉社 2017-05-01 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 山高登さんは、大正15年生まれで今年(2017年)に91歳となる木版画家です。 私は、そもそも美術…

ガエル・ファイユ/加藤かおり訳「ちいさな国で」(早川書房)-アフリカのちいさな国で起きた民族同士の対立。荒廃していく国と崩壊していく家族。

ちいさな国で posted with ヨメレバ ガエル・ファイユ,Gaël Faye 早川書房 2017-06-08 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す アフリカ大陸の中央からやや南東に寄ったところに〈ブルンジ共和国〉というちいさ…

ブノワ・デュトゥールトゥル/赤星絵里訳「幼女と煙草」(早川書房)-行き過ぎた社会を痛烈に皮肉った背筋の寒くなるブラック・ユーモア小説

幼女と煙草 posted with ヨメレバ ブノワ・デュトゥールトゥル 早川書房 2009-10-09 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す はじめは面白く読んでいた。それが、話はドンドンと進むに連れて背筋をスーッと冷たいものが走り…

本田創/高山英男/吉村生/三土たつお「はじめての暗渠散歩~水のない水辺を歩く」(筑摩書房)-4人の暗渠マニアが『暗渠』の魅力を語り尽くす!初心者を暗渠の世界へ誘います!

はじめての暗渠散歩: 水のない水辺をあるく (ちくま文庫) posted with ヨメレバ 本田 創,高山 英男,吉村 生,三土 たつお 筑摩書房 2017-11-09 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 9月に、ブックポート大崎ブライトタワー…

西崎憲編集「たべるのがおそいvol.4」(書肆侃侃房)-オススメは、宮内悠介「ディレイ・エフェクト」、木下古栗「人には住めぬ地球になるまで」、そして「特集・わたしのガイドブック」

文学ムック たべるのがおそい vol.4 posted with ヨメレバ 木下 古栗,古谷田 奈月,町田 康,宮内 悠介,澤田 瞳子,谷崎 由依,山崎 まどか,山田 航,辻山 良雄,都甲 幸治,皆川 博子,伊舎堂 仁,國森 晴野,染野 太朗,野口 あや子,アルフォンス・アレー,マルセル・…