タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「四隣人の食卓」ク・ビョンモ/小山内園子訳/書肆侃侃房-裏庭に置かれた大きな食卓は、コミュニティにおける適度な距離感の必要性を象徴していると感じた

リンク ご近所との付き合いは大事だ。向こう三軒両隣に住む隣人は、いざというときに頼りになる存在でもある。『遠くの親戚より近くの他人』という言葉もあるし、戦中には“隣組”という制度があって、「隣組」という流行歌もある(♪とんとんとんからりと隣組…

「破果」ク・ビョンモ/小山内園子訳/岩波書店-65歳、女殺し屋“爪角”。ただカッコいいだけではない、その生き様。

リンク ク・ビョンモ「破果」は、65歳の女殺し屋“爪角”(チョガク)を主人公とするノワール小説である。彼女は、その道45年のベテラン。長年にわたって冷静に彼女たちが『防疫』と呼ぶ殺し屋稼業をこなしてきた。だが、寄る年波には勝てぬもの。年齢を重ねてい…