タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」クリス・コルファー/田内志文訳/平凡社-双子の兄弟アレックスとコナーが、12歳の誕生日におばあちゃんからもらったのは『ランド・オブ・ストーリーズ』という不思議な本でした

// リンク 「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」は、白雪姫やシンデレラ、赤ずきん、ラプンツェル、眠りの森の美女といったおとぎ話のその後の世界に迷い込んでしまった双子の兄妹が、元の世界に戻るための『願いをかなえる呪文』を手に入…

「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」クリス・コルファー/田内志文訳/平凡社-双子の兄弟アレックスとコナーが、12歳の誕生日におばあちゃんからもらったのは『ランド・オブ・ストーリーズ』という不思議な本でした

// リンク 「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」は、白雪姫やシンデレラ、赤ずきん、ラプンツェル、眠りの森の美女といったおとぎ話のその後の世界に迷い込んでしまった双子の兄妹が、元の世界に戻るための『願いをかなえる呪文』を手に入…

「老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法」児玉小枝/KADOKAWA-「飼えなくなったから捨てるなんて」と憤るだけでは解決しない問題

// リンク 私事になりますが、昨年(2019年)11月に18年以上一緒に暮らしてきた愛犬ラムを看取りました。我が家のアイドルだった彼女の死は、家族にとってとても悲しいできごとで、2ヶ月以上経っても、まだ寂しい気持ちが消えていません。 満面の笑顔が愛ら…

「魔眼の匣の殺人」今村昌弘/東京創元社-「男女二人ずつ、四人が死ぬ」。予知能力を持つとされる老女が告げた予言の通りに人が死んでいく。年末のミステリランキングを席巻した前作に続くクローズドサークルミステリ

// リンク 2017年の各種年間ミステリランキングで軒並み1位を獲得し、映画化もされたデビュー作「屍人荘の殺人」に続く第2弾。剣崎比留子と葉村譲のコンビが、またしてもクローズドサークルで発生した殺人事件の謎にせまる本格ミステリ小説である。 s-taka…

「うもれる日々」橋本亮二/十七時退勤社-繁茂するデスクにうもれる出版営業のうもれない日々を記したエッセイ

liondo.thebase.in 著者の橋本さんと最初にお会いしたのは、双子のライオン堂で開催された「本を贈る」(三輪舎)の読書会でした。橋本さんも出版営業という立場で「本を贈る」に執筆していて、読書会のゲストとして参加されていました。読書会後の打ち上げ…

「【改訂完全版】アウシュヴィッツは終わらない これが人間か」プリーモ・レーヴィ/竹山博英訳/朝日新聞出版-アウシュヴィッツから生還した著者が記憶をもとに執筆した悲劇を二度と起こさぬために語り継ぐべき記録。

// リンク アウシュヴィッツやその他のユダヤ人強制収容所で起きた悲劇については、数多くの作品が発表されてきた。フィクション、ノンフィクション、映像作品、文芸作品、その他さまざまな形で悲劇は語り継がれているし、これからも未来永劫語り継がれ続け…

「嵐をしずめたネコの歌」アントニア・バーバー作、ニコラ・ベイリー絵/おびかゆうこ訳/徳間書店-イギリスに古くから伝わる伝説をもとにした物語。大嵐で荒れ狂う海に出た老いた漁師とネコの運命は?

// リンク この作品は、イギリスのコーンウォール地方に古くから伝わる、トム・バーコックという漁師の伝説をもとにした創作です。 本書「嵐をしずめたネコの歌」冒頭の謝辞で、作者のアントニア・バーバーはそう記しています。今からおよそ500年前にイギリ…