タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

【書評】監修/小林豊和「イヌの看取りガイド」(エクスナレッジ)-大切な家族だから、最期までキチンと看取るのが飼い主の責任だと思う

お久しぶり!タカラ~ム家のアイドル・ラムよ!

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4月の「世界で一番美しい犬の図鑑」以来だから、ちょうど5ヶ月ぶりね。みんな元気にしてた?

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アタシは、最近ちょっとお疲れ気味なの。今年の夏も毎日暑かったから、夏バテかしら?

でもね、本当は自覚してるのよ。「なにを?」って、それはね、ホラ、“寄る年波”ってやつ。

 

元気で若々しく見えるかもしれないんだけど、実はアタシ、今年で16歳になったの。人間の年齢で言えば80歳になるのよ。すっかり“おばあちゃん”よねぇ~

レディとしては、あまり年齢の話はしたくないんだけど、やっぱり年齢とともに身体はしんどくなるわね。最近じゃ、1日の大半は寝てるような感じ。あ、でも心配はしないでね。別に寝たきりになっちゃってるわけじゃないから。タカラ~ムがお休みの日には、彼の運動不足解消のために、一緒にたくさん散歩してあげてるくらいなのよ。そのときは、私よりもタカラ~ムの方が先にへたばっちゃうくらいなんだから。いくらアタシがおばあちゃんだからって、タカラ~ムとアタシじゃ、若い頃からの鍛え方が違うってもんよ!

でもね、アタシもやっぱり最近は自分の死を意識してるの。まだまだ元気でいるつもりだけど、生きものなんだから、いつかはその日が来るものね。

アタシの最期のときについては、タカラ~ムも意識してるみたい。この間、図書館からこんな本を借りてきたわ。

イヌの看取りガイド

イヌの看取りガイド

 

「イヌの看取りガイド」は、年齢を重ねて最期のときを迎えることになった愛犬をどう見守り、どう最期を看取ればいいのかを教えてくれるガイドブックなの。老犬になった愛犬の身体の変調を見逃さないために、日頃からどう見守り、どうスキンシップをとればいいのか。介護が必要になったときの心構えや介護の仕方。終末期ケアと最期の時の看取り方。ペットは大切な家族なんだから、人間の家族を見守り、ケアし、介護し、看取るのと同じように、愛犬にも愛情を注いであげてほしい。この本には、そのための飼い主の心構えが記されている。

たいていの場合、飼い主さんたちよりも私たち犬は速いスピードで年を取り、まず間違いなく先に死ぬの。飼い主さんは、私たちの死を看取り、受け入れて、私たちがいなくなった後の人生を強く生きていかなきゃいけない。大好きなペットの死は、なかなか受け入れられるものじゃないでしょうね。でもね、飼い主さんがいつまでも悲しんでばかりいたら、私たちはいつまでも安らかに眠れないじゃない。厳しいようだけど、私たちが死んだ後は、いつまでも忘れないなんて言わないで、できればまた新しい家族を迎えてほしいわね。だって、私たちは飼い主さんが悲しんでいる姿じゃなく、笑っている姿が大好きなんだもの。

この本にも、ペットロスの対処方法について書かれてる。そこには、新しい家族を迎え入れることもペットロスを癒やす方法として紹介されてるわ。

“死”をテーマにしている本の紹介だから、なんとなく湿っぽい話になっちゃったわね。最後に、ちょっと明るい話題を紹介するね。

タカラ~ム、会社で職場改善活動を推進するポスター募集にアタシをモデルにした作品で応募したの。そしたらね、職場の社員さんの投票で最優秀作品に選ばれたんですって!それって、タカラ~ムのセンスとかじゃなくて、アタシの魅力のおかげよね。最優秀作品賞に何をもらえるのか知らないけど、当然アタシにも御礼の品があってしかるべきと思わない?もし、アタシに対する感謝がないようだったら、噛み付いてやろうかしら。なんてね!

 

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