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【書評】クラスナホルカイ・ラースロー「北は山、南は湖、西は道、東は川」(松籟社)-ハンガリー人作家を魅了した街・京都

京都という場所は、訪れる人を魅了する街だ。それは、私たち日本人だけではなく、世界から訪れる外国人観光客にとっても同様で、京都は国際的な観光都市でもある。

北は山、南は湖、西は道、東は川

北は山、南は湖、西は道、東は川

 

ハンガリーの作家クラスンホルカイ・ラースローは、1997年に初めて京都を訪れ、京都に魅了された。2000年に国際交流基金招聘フェローとして再来日すると、日本の伝統建築についての研究を深めながら半年間滞在した。そのときの経験から生まれたのが、本書「北は山、南は湖、西は道、東は川」である。

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