タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2016-01-18から1日間の記事一覧

滝口悠生「死んでいない者(文學界2015年12月号掲載)」(文藝春秋)-亡くなった老人の通夜の席に集まった親戚一同それぞれの人生模様

お通夜や葬儀の席というのは、どうにも居心地が悪い。 両親世代が70代、80代という年齢に差し掛かってくると、親戚縁者の不幸には、それなりに遭遇するするもので、そのたびに親戚一同が集まることになる。 お通夜の夜に、通夜振る舞いの席に集まってくれた…