タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2015-08-11から1日間の記事一覧

おなご先生と12人の無垢な子供たちの瞳。戦争はのどかな海辺の村にも暗い影を落とした-壺井栄「二十四の瞳」

壺井栄は、1900年に小豆島で生まれた。その代表作である「二十四の瞳」の舞台も、著者の生まれ故郷である小豆島を想像させる穏やかな「瀬戸内海べりの一寒村」である。前任のおなご先生に代わって、新しいおなご先生が、岬の分教場に赴任してくる。おなご先…