タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2019-11-23から1日間の記事一覧

「裔の子」多田尋子/福武書店-家族のつながり、人とのつながり、さまざまなつながりが生み出す関係性はときに人を幸せにし、ときに人を苦しめる

// リンク 『多田尋子作品を読む』の第5弾。多田尋子の商業誌デビュー作「凪」を含む4篇が収録された短編集「裔(すえ)の子」を読んだ。 収録されているのは以下の4篇 裔の子 ※第101回芥川賞候補(1989年上期)殯笛夢の巣凪 「裔の子」は、祖母、母、娘と続…

「単身者たち」多田尋子/福武書店-ひとりであることの自由と不自由。ひとりでいることの安心と不安。単身者であることの意味とは?

// リンク 書肆汽水域「体温」から始まった『多田尋子作品を読む』の第4弾として読んだのは「単身者たち」である。書肆汽水域「体温」にも収録されていた短篇「単身者たち」を表題作とする4篇が収録された短編集だ。 s-taka130922.hatenablog.com 単身者たち…