タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

♪ぼんぼんりすぼん、りすぼんぼん〜つぶらな瞳に萌えるわぁ〜−松原卓二「りすぼん」

書評サイト「本が好き!」で数多のレビュワーさんたちの心を鷲掴みにしたリスの写真集。それが「りすぼん」。

りすぼん

りすぼん

 

表紙からして萌える。何かを訴えかけるその瞳。胸の前にキュッと引き寄せられた前足。そして、どこか凛とした感じもある立ち姿。あぁ、これが小動物の愛くるしさと言わずして何を愛くるしさと表現すればよいのか!

中にもリスがいっぱいだ。

じっと佇むリス。エサを食べるリス。冬毛でモコモコのリス。夏毛がスッキリのリス。雨に濡れるリス。雪を抱えるリス。春のリス。夏のリス。秋のリス。冬のリス。最初から最後までぜ〜んぶリス。リス、リス、リス、リス、リス、ぼんぼん

リスがこんなに表情豊かとは。楽しい時や嬉しい時は確かに笑っているように見える。「やってもうたぁ〜!」と頭を抱えるように見えるリスなんて、ホントもうそういう風にしか見えないもんなぁ。

図書館で借りた本だけど、読み始めるまでの数日は表紙を眺めてニヤニヤ萌え萌えしていた。で、いざ読み始めて、まず写真を全部みた。見ていくほどに萌え萌え度数はうなぎのぼり。写真だけ見るのを3回位繰り返してから、松原さんの書いた文章を読んだ。松原さん自身が、どっぷりとリスに魅了されていた。

斎藤さんに、ミミカケくん。馴染みのリスは、いつだって豊かな表情で松原家の庭先や近くの森に現れて、愛嬌をふりまく。ときに子供を連れて姿を見せたりして、少しずつ成長していく。

レビュアーのKuraraさんの書評を発端にして「本が好き!」サイト上で一気に盛り上がった時ならぬリスブーム。日々、仕事に追われてストレスいっぱいの生活をおくっている私にとっても、この愛くるしいリスたちの姿は本当に癒やしになった。「本が好き!」に参加していなかったら絶対に手に取ることのなかったかもしれない本に、こうして出会うことができて本当に良かったと思うのです。