ガタガタ書評ブログ

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村上春樹はこのままずっとノーベル文学賞候補で居続けて欲しい

今年もノーベル各賞の発表が行われ、日本人3人がノーベル物理学賞を受賞したことやマララさんのノーベル平和賞受賞が話題になった。

 
そして、今年もやはり日本では村上春樹氏のノーベル文学賞受賞なるか、が盛り上がっていた。2006年か2007年頃から毎年のようにノーベル文学賞の候補者として受賞最有力と言われ続けている村上春樹氏だが、残念なことに今年も受賞はならず、ノーベル文学賞はフランスのパトリック・モディアノ氏に授賞された。
 
私も日本人として、村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞できれば嬉しい。だが、日本の出版業界や書店業界のことを考えると、このままずっと候補者のままでいつづけてくれた方が良いのではないか、という気もしている。
 
例えば今年、村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞したとしよう。確かに今年は受賞フィーバーで村上作品や関連する作品などは売れるに違いない。でも、来年以降もそのフィーバーが継続するかといえば、続かないだろうということは容易に予想できる。つまり、村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞してしまったら、その盛り上がりはそこで終わってしまうのである。
 
過去、毎年この時期になると、マスコミがこぞって村上春樹氏のノーベル文学賞受賞に対する期待を報道し、出版社も書店もセールに向けて準備をする。ハルキストと呼ばれるファンの皆さんも村上作品はおろか普段は本も読まないような人たちも、このときばかりは興味深く状況を見守り、盛り上がるための準備をする。候補になっているというだけで、世間はこれほどの盛り上がりを見せている。そして、受賞をの逃せば同じ盛り上がりをまた翌年も味わうことができるのだ。
 
村上春樹氏にはいずれノーベル文学賞を受賞して欲しいと願っている。でも、少しでも長く出版業界、書店業界を盛り上げるためには、あと数年くらい候補者のままでいてくれた方がいいのかな、と思うである。 
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1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

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