ガタガタ書評ブログ

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

海外文学

キャシー・アッペルト&アリスン・マギー/吉井知代子訳「ホイッパーウィル川の伝説」(あすなろ書房)-突然、大好きなシルヴィを失ってしまったジュールズは、「あのときどうして・・・」と自分を責める。そんな彼女の前に現れたのは一匹の子ギツネだった。

ホイッパーウィル川の伝説 posted with ヨメレバ キャシー・アッペルト&アリスン・マギー あすなろ書房 2016-10-24 Amazonで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 「ホイッパーウィル川の伝説」を読もうと思ったのは、『本が好き!』で開催中の『2018…

パトリシア・フィニー作、ピーター・ベイリー絵/相良倫子訳「ダメ犬ジャックは今日もごきげん」(徳間書店)-『あんぽんたん』は褒め言葉!ジャックの毎日は今日もごきげん快調!!

ダメ犬ジャックは今日もごきげん posted with ヨメレバ パトリシア・フィニー 徳間書店 2012-02-17 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す みんな、久しぶり!タカラ~ム家のアイドル・ラムよ。しばらく会わな…

マーガレット・アトウッド/中島恵子、池村彰子訳「テント」(英光社)-著者の思索について読者に問いかけるような語り口の35篇の短篇集

『テント』マーガレット・アトウッド著 中島恵子・池村彰子訳 2017年11月25日発行 (マーガレット・アトウッドの短編集) posted with ヨメレバ マーガレット・アトウッド 英光社 2017-12-01 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-hon…

ロバート・ゴダード/北田絵里子訳「謀略の都(上下巻)」(講談社)-『1919年三部作』の幕開け。父の不審死の謎を追うマックスに立ちふさがる国際的な謀略の影とは?

謀略の都(上) 1919年三部作 1 (講談社文庫) posted with ヨメレバ ロバート・ゴダード 講談社 2017-01-13 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫) posted with ヨメ…

スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上/下)」(早川書房)-#はじめての海外文学 このシリーズの最大の魅力はなんといってもリスベットである!

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) posted with ヨメレバ スティーグ・ラーソン 早川書房 2011-09-08 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ミレニアム1 ドラゴン・タトゥー…

デボラ・インストール/松原葉子「ロボット・イン・ザ・ハウス」(小学館)-タング、ますますかわいくなってるよー!

ロボット・イン・ザ・ハウス (小学館文庫) posted with ヨメレバ デボラ インストール 小学館 2017-11-07 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 『庭にロボットがいる』なんてことは、日常でそうそう起こるこ…

ジェフ・ブラウン文、トミー・ウンゲラー絵/さくまゆみこ訳「ぺちゃんこスタンレー」(あすなろ書房)-ぺちゃんこになっちゃったスタンレーくんの冒険物語は理屈抜きに面白い。でも、それ以上にスゴイのは彼のご両親の寛容さだったりします。

ぺちゃんこスタンレー posted with ヨメレバ ジェフ ブラウン あすなろ書房 1998-12-01 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 〈はじめての海外文学vol.3〉の児童書部門に推薦されている中のひとつ。推薦者は…

リチャード・プラット文、クリス・リデル絵/長友恵子訳「中世の城日誌~少年トビアス、小姓になる」(岩波書店)-キリスト紀元1285年冬。少年は騎士になるための第一歩を踏み出した。

中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本) posted with ヨメレバ リチャード・プラット 岩波書店 2003-09-06 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 昨年(2017年)、やまねこ翻訳クラブの20周年を記念して書評サ…

キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー/大作道子訳「わたしがいどんだ戦い 1939年」(評論社)-障がいがあることを心のハンデキャップにしてはいけないのだと知ることで、少女は自分との戦いに勝ったのだと思う。

わたしがいどんだ戦い 1939年 posted with ヨメレバ キンバリー・ブルベイカー ブラッドリー 評論社 2017-08-10 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 昨年(2017年)、劇場でクリストファー・ノーラン監督「ダンケルク」…

エドワード・ケアリー/古屋美登里訳「肺都~アイアマンガー三部作(3)」(東京創元社)-『堆塵館』、『穢れの町』と続いてきたアイアマンガーの物語がついに完結!クロッドは、ルーシーは、ビナディットは。彼らの運命はどうなってしまうのか?とにかく凄い!すごい!スゴイ!

肺都(アイアマンガー三部作3) (アイアマンガー三部作 3) posted with ヨメレバ エドワード・ケアリー 東京創元社 2017-12-20 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す ついに、エドワード・ケアリーの『アイアマンガー三部作…

パク・ミンギュ/斎藤真理子訳「三美スーパースターズ~最後のファンクラブ」(晶文社)-ラスト50ページに素敵な物語が待ち受けている。感動とユーモアが描き出す負け組たちの素晴らしき生き様。

三美スーパースターズ 最後のファンクラブ (韓国文学のオクリモノ) posted with ヨメレバ パク ミンギュ 晶文社 2017-11-13 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 275ページからの主人公とソンフンの会話で涙が溢れた。 パ…

ケン・セント・アンドレほか/安田均編「ミッション:インプポッシブル~トンネルズ&トロールズ・アンソロジー」(書苑新社)-#はじめての海外文学 応援読書会参加レビュー。剣と魔法の世界を舞台に繰り広げられる異世界RPGアンソロジー

ミッション:インプポッシブル(トンネルズ&トロールズ・アンソロジー) (TH Literature SERIES) posted with ヨメレバ ケン・セント・アンドレ 書苑新社 2017-05-12 Amazonで購入 楽天ブックスで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 「ミッション:イン…

【イベント】はじめての海外文学スペシャルイベントに参加しました!

11月から各地の書店で順次スタートしている『はじめての海外文学vol.3』フェア。そのフェアと連動したスペシャルなイベントが、12月17日(日)に開催されました。 私も、『はじめての海外文学vol.3』フェアを応援するオンライン読書会を書評コミュニティサイ…

パトリック・ジュースキント著・ジャン=ジャック・サンペ絵/池内紀訳「ゾマーさんのこと」(文藝春秋)-ぼくがまだ木のぼりをしていた頃の話~少年のたくさんの思い出と成長と、そしてゾマーさんのこと

ゾマーさんのこと posted with ヨメレバ パトリック ジュースキント 文藝春秋 1992-11 Amazonで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 私が「ゾマーさんのこと」を読み返すのは、たぶん20年以上ぶりです。当時の本は手元になく絶版で書店等での入手も困…

宮田昇「昭和の翻訳出版事件簿」(創元社)-戦前、戦中、そして戦後。長く日本の翻訳出版に携わってきた著者が記す様々な事件に興味が尽きない

昭和の翻訳出版事件簿 posted with ヨメレバ 宮田 昇 創元社 2017-08-03 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 楽天koboで購入 hontoで購入 e-honで購入 最近、翻訳小説ばかり読んでいる気がする。本を読むこと全般が好きで、特にジャンルのこだわ…

A・ボグダーノフ、E・ゾズーリャ他/西周成編訳「ロシアSF短編集」(アルトアーツ)-1800年代から1900年前後のロシアSF短編を集めたアンソロジー。ディストピア物から宇宙物まで、意外に王道のSF作品なれど、ロシアらしさも感じられます。

ロシアSF短編集 作者: アレクサンドル・ボグダーノフ,エフィム・ゾズーリャ,アレクサンドル・クプリーン,ウラジーミル・オドエフスキー,セルゲイ・ステーチキン,西 周成 出版社/メーカー: 合同会社アルトアーツ 発売日: 2016/11/09 メディア: オンデマンド…

レーモン・ルーセル✕坂口恭平/國分俊宏訳「抄訳アフリカの印象」(伽鹿舎)-言葉遊びから生まれる創造力とドローイングというイマジネーション!本の世界に没入する贅沢を味わえる一冊

本を読む贅沢とはなにか? 本を読むことは、私にとっては最高の贅沢だ。物語の世界に没頭し時間の経過を忘れる。ときに物語の世界で迷子になったとしても、自分なりの解釈でページという道なき道を進み、微かに感じられる著者の残した気配を道標として歩みを…

金呂玲(キム・リョリョン)/金那炫(キム・ナヒョン)訳「優しい嘘」(書肆侃侃房)-その日チョンジが死んだ。彼女はなぜ自殺したのか。そして、残された者はどう生きればよいのか。

優しい嘘 (Woman's Best 韓国女性文学シリーズ2) 作者: 金呂玲,金那炫 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 発売日: 2017/06/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 優しい嘘 Woman's Best 韓国女性文学シリーズ 作者: 金呂玲 発売日: 20…

読書探偵作文コンクール事務局編「外国の本っておもしろい!~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」(サウザンブックス)-本を読むことの面白さを子どもたちの生き生きとした作文から再発見しました!

外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック~ 作者: 読書探偵作文コンクール事務局,越前敏弥宮坂宏美ないとうふみこ竹富博子田中亜希子 出版社/メーカー: サウザンブックス社 発売日: 2017/08/21 メディア: 単行本(ソフトカバー…

エドワード・ケアリー/古屋美登里訳「望楼館追想」(文藝春秋)-「堆塵館」でその魅力にはまった作家のデビュー作。この物語には様々な《愛》が描かれていると感じた

望楼館追想 作者: エドワードケアリー,Edward Carey,古屋美登里 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 望楼館追想 (文春文庫) 作者: エドワードケアリー,Edward Carey,古屋美登里 出版社/メーカー…

M・R・ケアリー/茂木健訳「パンドラの少女」(東京創元社)-〈飢えた奴ら(ハングリーズ)〉と呼ばれる生ける屍が蔓延する世界で生き延びるための戦いがはじまる

パンドラの少女 作者: M・R・ケアリー 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2016/04/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (6件) を見る パンドラの少女 作者: M・R・ケアリー,茂木健 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2016/04/28 メディア: …

エリザベス・ストラウト/小川高義訳「私の名前はルーシー・バートン」(早川書房)-母と娘がはじめて心を通わせた5日間は、彼女の人生の大きな分岐点となった

私の名前はルーシー・バートン (早川書房) 作者: エリザベスストラウト 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/05/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 私の名前はルーシー・バートン 作者: エリザベスストラウト,Elizabeth Strout,小川高義…

エラ・バーサド&スーザン・エルダキン/金原瑞人&石田文子訳「文学効能事典~あなたの悩みに効く小説」(フィルムアート社)-あなたのその悩み、文学が解決します

文学効能事典 あなたの悩みに効く小説 作者: エラ・バーサド,スーザン・エルダキン,金原瑞人,石田文子 出版社/メーカー: フィルムアート社 発売日: 2017/06/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 人間とは悩む生き物だ。人間関係の悩み、仕事の悩…

アーサー・コナン・ドイル/深町眞理子訳「シャーロック・ホームズの冒険」(東京創元社)-探偵小説のバイブル的作品集。誰もが知ってるに違いないあの作品やこの作品を改めて読み直してみる楽しさ

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者: アーサー・コナン・ドイル 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2014/04/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (6件) を見る シャーロック・ホーム…

クリストファー・ヒーリー/石飛千尋訳「プリンス同盟~プリンス・チャーミングと呼ばれた王子たち」(集英社)-王子(おとこ)はつらいよ!名も知られぬ王子たちの悪戦苦闘に抱腹絶倒!?

プリンス同盟 プリンス・チャーミングと呼ばれた王子たち 作者: クリストファー・ヒーリー,石飛千尋 出版社/メーカー: ホーム社 発売日: 2016/04/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る さて、みなさんに質問です。次の人…

ウィルキー・コリンズ/北村みちよ訳「ウィルキー・コリンズ短編選集」(彩流社)-「月長石」で《探偵小説の父》と呼ばれる英国ヴィクトリア朝時代の作家によるミステリアスでユーモラス、そしてハートフルな5つの物語

ウィルキー・コリンズ短編選集 作者: ウィルキー・コリンズ,北村みちよ 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2016/02/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本書の訳者である北村みちよさんとは、Twitterでちょいちょい会話させていただいている。そ…

スーザン・プライス/金原瑞人訳「ゴースト・ドラム」(サウザンブックス)-雪と氷の世界を舞台に、残虐非道な皇帝、さらに極悪な女帝、高い塔に幽閉された皇子、そして魔法使いによって繰り広げられる物語。約26年ぶりの新訳。

ゴーストドラム 作者: スーザン・プライス,金原瑞人 出版社/メーカー: サウザンブックス社 発売日: 2017/05/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ファンタジー小説をあまり読みつけていないので、本書の魅力がどのくらい理解で…

キャンデス・フレミング/三辺律子訳「ぼくが死んだ日」(東京創元社)-ちょっとだけ怖いけど、悲しくて、そして切ないゴーストストーリー

ぼくが死んだ日 (創元推理文庫) 作者: キャンデス・フレミング 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2017/03/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ぼくが死んだ日 (創元推理文庫) 作者: キャンデス・フレミング,三辺律子 出版社/メーカー: 東…

ニコルソン・ベイカー/岸本佐知子訳「もしもし」(白水社)-男と女の会話のみで構成されるストーリー。洒脱な表現で描き出される変態同士の電話越しのアヴァンチュール

もしもし (白水Uブックス―海外小説の誘惑) 作者: ニコルソンベイカー,Nicholson Baker,岸本佐知子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 1996/08 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 16回 この商品を含むブログ (28件) を見る 前回レビューした「ノリーのおわら…

ニコルソン・ベイカー/岸本佐知子訳「ノリーのおわらない物語」(白水社)-子どもの想像力、子どもの行動力がたっぷりつまった愛情いっぱいの物語

ノリーのおわらない物語 (白水uブックス) 作者: ニコルソンベイカー,Nicholson Baker,岸本佐知子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2008/09 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (21件) を見る エレノア・ウィンスロウ(ノリー)…