ガタガタ書評ブログ

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

棚マル

ニコルソン・ベイカー/岸本佐知子訳「もしもし」(白水社)-男と女の会話のみで構成されるストーリー。洒脱な表現で描き出される変態同士の電話越しのアヴァンチュール

もしもし (白水Uブックス―海外小説の誘惑) 作者: ニコルソンベイカー,Nicholson Baker,岸本佐知子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 1996/08 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 16回 この商品を含むブログ (28件) を見る 前回レビューした「ノリーのおわら…

ポール・トーディ/小竹由美子訳「ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン」(白水社)-『私の身体はワインでできているの』ではないけれど、ウィルバーフォース氏にはワインしか見えていない

ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン (エクス・リブリス) 作者: ポールトーディ,小竹由美子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2010/08/17 メディア: 単行本 クリック: 36回 この商品を含むブログ (12件) を見る お酒に関しての蘊蓄を語る人は多い。…

温又柔「来福の家」(白水社)-どこにでもある恋人たちの風景や家族の風景。でも、そこには大きく横たわる《台湾》が存在していた。

来福の家 (白水Uブックス) 作者: 温又柔 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2016/09/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 縁珠と麦生は恋人同士。大学の中国語クラスで出会った。どこにでもいる普通のカップルだ。 温又柔「来福の家」には、…

カレン・ジョイ・ファウラー/矢倉尚子訳「私たちが姉妹だったころ」(白水社)-両親と兄と双子の姉。でも、ローズマリーの家族はありふれた普通の家族ではなかった

私たちが姉妹だったころ 作者: カレン・ジョイ・ファウラー,矢倉尚子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2017/01/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『訳者あとがき』から引用する。 本を読み始める前に「あとがき」をぱらぱらめくってみる癖の…

【書評】村山早紀「桜風堂ものがたり」(PHP研究所)−桜の花に囲まれてある小さな書店は、本を愛する人たちを優しく迎えてくれる。書店への愛と書店員への愛が溢れた作品

桜風堂ものがたり 作者: 村山早紀 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2016/09/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 桜風堂ものがたり 作者: 村山早紀 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2016/10/07 メディア: Kindle…

【書評】佐野洋子「私の息子はサルだった」(新潮社)-嗚呼、今も昔も男の子とはバカでありサルであることよ(笑)

私の息子はサルだった 作者: 佐野洋子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/05/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 我が身を振り返ってみれば、子どもの頃は本当にアホであったと思うのだ。 思えばあの頃は、テレビゲームなんてものは…

【書評】窪美澄「晴天の迷いクジラ」(新潮社)-港に迷い込んだクジラが私たちに教えてくれること

晴天の迷いクジラ (新潮文庫) 作者: 窪美澄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/06/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (16件) を見る 生きていくことに疑問を感じたことはないだろうか? 窪美澄「晴天の迷いクジラ」は、デビュー作「ふがいない僕は…