映画
獄門島 (角川文庫) 作者: 横溝正史 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 1971/03/30 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 62回 この商品を含むブログ (117件) を見る 金田一耕助ファイル3 獄門島<金田一耕助ファイル> (角川文庫…
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) 作者: こうの史代 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/01/12 メディア: コミック 購入: 23人 クリック: 507回 この商品を含むブログ (283件) を見る この世界の片隅に 中 (アクションコミックス) 作者: こう…
しばらくブログを更新しないでいたら、あっという間に8月も終わりじゃないですか。前回の更新が8月14日だったので、ほぼ半月の間音信不通状態だったわけですね。ま、誰も心配してないですけど。 さて、しばらく更新できなかったのは、単純に「本を読み終わっ…
ボフミル・フラバルという作家の作品を読むのは、本書「厳重に監視された列車」が初めてだ。 厳重に監視された列車 (フラバル・コレクション) 作者: ボフミル・フラバル,飯島周 出版社/メーカー: 松籟社 発売日: 2012/09/14 メディア: 単行本(ソフトカバー…
兵士たちよ!けだものに身をゆだねてはならない!あなたちを軽蔑し、奴隷にし、生き方を統制し、何をして、何を考えて、どう感じるかまで指図する奴らに。彼らはあなたたちを猛訓練させ、食事まで規制し、家畜のように扱って、大砲の餌食にする!そんな血の…
アフガニスタンは、長く激動の場所として歴史を刻んできた。少なくとも、私がアフガニスタンという国を知って以来、現在に至るまでアフガニスタンに関する平和的な話はほとんど聞いたことがない。 悲しみを聴く石 (EXLIBRIS) 作者: アティークラヒーミー,Ati…
2月に日比谷のみゆき座で「キャロル」を観たときに、「リリーのすべて」の予告編をみた。 映画『リリーのすべて』予告編
このレビューを書いているのは、2016年2月29日であり、第88回アカデミー賞の授賞式が、ハリウッドで開催される日である。 www.wowow.co.jp パトリシア・ハイスミス「キャロル」を原作とした映画「キャロル」を映画館で鑑賞してきた。キャロルを演じるのは、2…
今、読書会がちょっとしたブームになっているらしい。本が大好きな人たちが集まって、ひとつの本について語り合ったり、テーマにそって話し合ったりするのだそうだ。うん、それは楽しそう。 オフラインでの読書会に限らず、ツイッター上でのやりとりや、「読…
《名脇役》と呼ばれる役者がいる。 映画やテレビドラマで渋く脇を固める貴重なバイプレーヤー。その存在は主役の芝居を引き立てる。それでいて、その役者自身が目立つことはない。だけど、妙に存在感があって、つい気になってしまう存在なのである。 のろい…
ミランダ・ジュライは、映画監督であり、脚本家であり、女優であり、アーティストであり、作家である。最近では、スマホアプリを手掛けていて、「somebody」というちょっと風変わりなコミュニケーションアプリを手がけている。 wired.jp SOMEBODY - MIU MIU …
アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」は、1962年にイギリスで発表された作品である。だが、小説としてよりは、1972年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画の方が印象に深いかもしれない。 時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi…
本当なら映画をキチンと観てからとレビューすべきなのだろうけれど、なかなか映画館に行く時間の取れないまま締め切りを迎えそうなので、涙を飲んで書籍のみでレビューします。 何の話かっていうと、園子温「ラブ&ピース」の話です。 ラブ&ピース 作者: 園…
冒頭、カメラは薄暗い廊下をゆっくりと進んでいく。遠くから激しいビートを刻むドラムの音が聴こえてくる。シャッファー音楽学院の練習室で、若いジャズドラマーのアンドリュー・ネイマン(マイルズ・テラー)が一心不乱にドラムの練習をしているのだ。そこ…