タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2015-09-24から1日間の記事一覧

人間の暴力性を生々しく描くことで生み出される企みに満ちた世界観-アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」

アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」は、1962年にイギリスで発表された作品である。だが、小説としてよりは、1972年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画の方が印象に深いかもしれない。 時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi…