タカラ~ムの本棚

読んだ本の感想などをボチボチと綴るブログ

2014-10-10から1日間の記事一覧

信じることが怒りを生むのか-吉田修一「怒り」

「悪人」で犯罪に手を染めてしまった青年の苦悩を描いた吉田修一が、本書で描くのは、自分が愛した又は信じた相手が犯罪者かもしれないと知った時に、人はその愛情、信頼を保ち続けられるのか。そして、愛すること、信じることに裏切られたときの「怒り」を…